一千年を越える日本の伝統音楽、『雅楽』を追求する演奏者達が、御遊のふるさと・京都に集い、『音輪会』という雅楽団体を平成8年に結成しました。以来、宮内庁楽部からの講師陣により、雅楽の精神・響きを厳しく教わり、定期演奏会やモナコ・エヴィアン・プラハ・シドニーなど国内外にてその成果を発揮しています。また、各地の学校などで雅楽教室を開き、世界に誇れる日本の伝統音楽として積極的に次世代に伝えることも大切な活動としています。

音輪会講師陣

□ 音楽監督・龍笛講師  芝 祐靖 先生

1935年東京生まれ。奈良県の伶人の家に生まれたため、宮内庁楽部楽生科に入学。1955年卒業。同庁楽師(総理府技官)として主に横笛で活動。1984年、宮内庁を退官し、フリーの雅楽演奏家として古典雅楽の演奏のほか、現代雅楽の作曲・演奏を行い、雅楽廃絶曲の復興も手がける。伶楽舎音楽監督。1987年度芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年度モービル音楽賞受賞。1999年には紫綬褒章受章。2003年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員。


□ 鳳笙・右舞講師  多 忠輝 先生

1959年京都方の楽家に生まれる。9才より、多忠麿氏に雅楽の手解きを受け、1972年宮内庁楽部楽生となり、1981年に楽師に任官。昭和天皇の大葬の礼、今上天皇即位の礼など重要な儀式に携わる、傍ら、楽生の指導にも当たっている。歌・鳳笙・琵琶・右舞を担当。宮内庁楽部楽長補。東京楽所代表。


□ 篳篥・左舞講師  東儀 雅季 先生

1960年天王寺方の楽家に生まれ、10歳の時に国立劇場にて童舞を舞う。1973年宮内庁楽部楽生となり、1982年に楽師に任官。現在、国立劇場公演、レコーディング等にて活躍。篳篥・楽箏・左舞を担当。宮内庁楽部楽長補。

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